医療事務の仕事の内容

医療事務の仕事は大きく3つに分けられます。1つ目が、病院の顔となる、会計や受付などの事務業務です。2つ目が、かかった医療費から、患者負担額と保険で賄える診療代を計算し、点数計算をするレセプト業務。そして最後に、医療従事者と患者をつなぐ業務です。具体的には、患者の呼び出しや電話対応、カルテ管理などです。

医療事務資格の種類

通話する女性

基本となる医療事務技能審査試験

日本で取れる医療事務系の資格は何十種類もありますが、中でも医療事務技能審査試験は、歴史が一番古い資格で、受付やレセプト業務を行える、と証明出来ます。規模も大きく、基本となる資格と言えます。総合病院やクリニックだけでなく、歯科業務にも対応している資格です。

応用となる診療報酬請求事務能力認定試験

医療事務技能審査試験とは異なり、最も難関と言われている医療事務資格です。難しく複雑なレセプト業務をしっかりこなせる、という証明になります。医療事務の仕事の中でもレセプトは特に重要な仕事ですので、給与待遇などを向上させたい場合、スキルを磨きたい場合などに、ぜひ取っておきたい資格です。

新しい資格、医療事務認定実務者

2016年に出来た、最も新しい資格です。難易度は低めで、医療事務に関する総合的な基礎知識が必要となります。自宅で受験することも可能で、近年人気が高まってきている資格でもあります。とりあえず基本の資格だけでも取っておきたい、という人は、受けてみましょう。

医療事務資格のメリット

一番のメリットは、就職に強いということです。医療事務の資格を取得していれば、就職活動にて優遇され採用されやすくなりますし、また働いた場合も、給与待遇が良くなる場合があります。医療系の仕事は景気に左右されにくいため、就職後も安定して働けるというメリットもあります。

資格を取っていなくても医療事務の仕事にはつける?あるとないの違い

資格がある場合とない場合の比較

実際には、医療事務の資格がなくても、医療事務系の仕事に就くことは出来ます。しかし取得していない場合、出来る業務は限られます。レセプト業務はなく、受付や会計などが主となることがほとんどで、物足りなさを感じる人もいます。

給与待遇が違う!お給料は出来るだけ多く欲しいと願うなら、ぜひ資格を

資格を持っている場合、資格手当が付くことがあるため、給与がない場合に比べてあがります。また、就職に有利という側面もあるため、就職活動がスムーズになります。また、難しいレセプト業務などをこなすことによって、仕事に対する満足感が得られます。

様々な種類の医療事務資格を知って適切なものを取得しよう

受付

資格取得にかかる費用

費用に関しては、資格の種類や、どのようにして勉強するかによって異なります。完全独学で、自分でテキストを購入して行うならば、テキスト代のみですが、通信を使いより専門的なテキスト、ワークで勉強するのであれば3~4万程度、スクールを受講するのであれば5~6万が一般的です。また、受験料が5千円~1万円程度かかります。